現役女子園児と不器用な兄
今日は以前働いてた音響会社の仕事でPA(ライブなどイベントの音響)に行ってきました!
辞めてからも、たまに声掛けてもらえて手伝いに行ってるんですが、今日の現場はとある会社の納涼祭ということで、
鏡開きもあり歌もありバンドもありビンゴ大会もありで、会社の人達が家族連れで昼間からビール片手に楽しそうに盛り上がってました。
そんな中、バンドのライブの途中で小さい子供達をステージにあげて、子供達1人1人にマラカスとかカウベルなどの楽器を持たせて一緒に楽しむみたいな演出があったんですが、
親が一斉にステージ前にカメラをかまえて我が子を見守ってて、その感じがめっちゃ素敵で会場もこの日一番の盛り上がりをみせました。
で、そのライブが終わり子供達がステージからみんな降りていく中、最後にステージを降りようとした現役女子園児くらいの小さな女の子が、ステージの階段の角度が少し急なこともあって1人で降りれずに困って泣きそうになってました。
そしたらすぐにその子のお兄ちゃんが客席から出て来て、階段を上がって女の子の手を握って一緒に階段を降りてあげたんです。
不器用そうなお兄ちゃんは照れてるのか、無愛想に、でもしっかり妹の手を握ってあげてて、
言葉にするとうまく伝えれないんですが、なんかそれ見たらめちゃくちゃ感動して。
僕にも4つ上の姉と7つ上の兄がいて、そんな自分の小さい頃の思い出とかと重なって見えたってゆうのもあって、
その一瞬の光景でジブリ映画一本見たような、そんな温かい気持ちにさせてもらえました。
いいもん見せてもらったなぁと気持ちよく仕事をしてると、
最後にビンゴ大会があり、次々と賞が発表される中、いよいよ一等の発表。
一等の景品は「大津プリンスホテルペア宿泊券」
司会者がその番号を声高らかに読み上げると、1人の少年がステージに上がっていきました。
よく見るとその少年は、さっき僕の心を鷲掴みにしたあのお兄ちゃん!
感動再び!
あのお兄ちゃんのことやし、両親に宿泊券プレゼントしてあげるんやろなぁとか、
こんな素敵なお兄ちゃんやったら、きっと大きくなったらめっちゃモテるんやろなとか、
モテてモテて毎日いろんな女性とめくるめく夜を謳歌するんやろなとか、
いろんな女性と遊びまくった末に、運命の素敵な女性と出会って結婚するんやろなとか、
その素敵な奥さん連れてプリンスホテルに泊まったりするんやろなとか、
あのお兄ちゃんが将来モテるのが容易に想像できて、それを考えると少し羨ましくて嫉妬して、
少しだけ、
少しだけですけど、
あのお兄ちゃんのこと嫌いになりました。